こんにちは、名越凜です。
このブログは、四季折々にある日本の行事や日々の生活を愉しむコツをご紹介していきます。
私は、四季の行事など全く興味がありませんでした。それでも、何も支障はなかったのですが、結婚した後、子供の成長と共に色々なことを経験するたびに自分が何も知らないことを実感しました。このままでは、どれが正解なのかわからない。子供にきちんと教えることも出来ない。親として情けないと思い、少しずつ勉強を始めました。私が知らなかったように、もし知りたいと思っている人のきっかけになればいいなと思います。四季折々の日本の行事を愉しみましょう。
今回は、『暑中見舞い』についてです。
『暑中見舞い』は、皆さんご存知のように夏の挨拶です。お世話になった人や大切な人に贈る「暑さの厳しい時期の安否伺い」の葉書を送る習慣です。
暑中見舞いの由来は?
『暑中見舞い』の由来は、お盆の贈答習慣です。江戸時代に、お盆に里帰りする時や親戚などがお盆に訪問する際に、祖霊へのお供え物を持参する習慣がありました。
※祖霊(それい)とは、 家族および親族のご祖先の霊のことです。
お供え物は、やがて贈答する習慣になっていきました。そのお盆の贈答の習慣は、「お中元」として受け継がれました。贈答の習慣が簡略化され、葉書を送るようになったのが『暑中見舞い』です。
以前は、日本郵便で「かもめーる」という夏季のくじ付き葉書が1996年~2021年までありましたが、現在は販売は終了になりました。現在では、くじのない「夏用はがき」として売られています。
暑中見舞いを出す時期
『暑中見舞い』を出す時期は、梅雨明け~8月6日までです。
『暑中見舞い』は、下の3つの期間に出すのがよいとされています。
また、『暑中見舞い』は、「暑さの厳しい時期の安否伺い」の意味も兼ねています。暑さが本格的になる梅雨が明けてから出すのがベストです。
2024年の梅雨明けは、全国的には例年より5日ほど(昨年より11日)遅く、8月2日でした。ちなみに、関東甲信地方の梅雨明けは、7月18日頃でした。
お送りする方の地域が、梅雨明けしてから、葉書をを投函するのがいいですね。
- 立秋を過ぎて届いたのに『暑中見舞い』でした。 相手に届く時間を考えることが出来ればより嬉しいですね。
ちなみに、『残暑見舞い』は、
立秋~処暑の前日まで 2024年は8月7日~8月22日までに送ります。
遅くても8月30日までに送るようにしましょう。
※処暑(しょしょ)は、二十四節気の「立秋」から数えて15日間の8月7日~8月22日までの15日間です
まとめ
『暑中見舞い』は、投函する時期を考えたり、絵柄を選んだり、贈り物をするように相手のことを思います。葉書を書くことは大変な作業かもしれませんが、贈る相手に対しての思いやりや感謝の気持ちが伝わる手段でもあると思います。今年は『暑中見舞い』を書いてみませんか。
『暑中見舞いの書き方』、『暑中見舞いを送るコツ』も合わせて読んで頂ければ嬉しいです。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
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