こんにちは、名越凜です。
このブログは、四季折々にある日本の行事や日々の生活を愉しむコツをご紹介していきます。
私は、四季の行事など全く興味がありませんでした。それでも、何も支障はなかったのですが、結婚した後、子供の成長と共に色々なことを経験するたびに自分が何も知らないことを実感しました。このままでは、どれが正解なのかわからない。子供にきちんと教えることも出来ない。親として情けないと思い、少しずつ勉強を始めました。私が知らなかったように、もし知りたいと思っている人のきっかけになればいいなと思います。四季折々の日本の行事を愉しみましょう。
今回は、『四万六千日』と呼ばれる東京都浅草、浅草寺の功徳日です。
※功徳日(くどくにち)は、 仏教で、その日参拝すれば、平日の参詣以上の功徳があるとされる日です。功徳とは、神仏の恵みや御利益 (ごりやく)がある ことです。
そんな得な日があることを知っていましたか? この日は、境内には、『ほおずき市』がたち、にぎわいます。 浴衣姿の方もいて華やかでした。
四万六千日とは?
東京浅草の浅草寺で行われる『四万六千日』は、江戸時代から始まりました。この日にお詣りすれば、46000日間参拝したのと同じだけのご利益が得られるとされます。それは、年にすると126年分に当たります。
四万六千とは、「一生」と「一升」をかけていると、言われていますが定かではないようです。ちなみに、「一升」(米俵)は、46000粒の米だと言われています。
浅草寺のご本尊は、聖観世音菩薩です。室町時代末期から観音信仰の縁日は毎月18日でした。他に「功徳日」と呼ばれる縁日が出来る日に参拝すると、100日や1000日分など、参拝したのと同じ日が数日あります。
浅草寺では月に1度、年に12回の功徳日を設けてあるそうです。江戸時代に、7月10日が『四万六千日の功徳日』となりました。
ほおずき市の由来は?
では、どうして『ほおずき』の露店が出るようになったのでしょう。東京都港区にある「愛宕神社(あたごじんじゃ)」の『四万六千日』の縁日で、『ほおずき』が薬草として売られていました。それが浅草にも広がったと言われています。
この縁日でしか授与できない「雷除札」ですが、昔は雷除けのお守りになる「赤いとうもろこし」が売られていましたが、不作により赤いとうもろこしが出回らなくなったため、浅草寺では竹串に挟んだ三角形の守護札を授与するようになりました。これが今も『四万六千日』に授与されている雷除札です。
ちなみに愛宕神社では、【千日詣り ほおづき縁日】が6月23日~24日に行われます。
まとめ
『四万六千日』は、本当にご利益の大きい日ですね。私もお詣りをしたので、一生分の功徳が得られました。最近は雷も多いですが、「雷除札」を授与して頂いたので心強いです。
限定の御朱印も頂きました。直書きも書置きもあります。
『ほおずき』は昔は薬草として使われていましたが、今はお盆のお供えに使われる方が多いようです。鉢植えだけでなく、色々な形で売られていました。風鈴も飾られていて涼やかでした。はっぴ姿で威勢のいい掛け声がまたいいですね。
縁日とは、信仰する神仏にご縁があり、お祭りや供養をする日をいいます。お祭りや縁日に行くことで神様や仏様なと縁をつないでいるのですね。いいご縁がありますようにお祈りします。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
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