こんにちは。名越凜です。
このブログは、四季折々にある日本の行事や日々の生活を愉しむコツをご紹介しています。
私は、四季の行事など全く興味がありませんでした。それでも、何も支障はなかったのですが、結婚した後、子供の成長と共に色々なことを経験するたびに自分が何も知らないことを実感しました。このままでは、どれが正解なのかわからない。子供にきちんと教えることも出来ない。親として情けないと思い、少しずつ勉強を始めました。私が知らなかったように、もし知りたいと思っている人のきっかけになればいいなと思います。四季折々の日本の行事を愉しみましょう。
今回は『夏詣(なつもうで)』についてです。
『夏詣』という習慣が始まって、まだ10年目。平成26年(2014)に東京都台東区の浅草神社から始まったと言われています。新しい風習が、始まっています。
夏詣(なつもうで)とは?
神社や仏閣などで、『夏詣』の幟や提灯などを見かけることが多くなりました。 写真は、『夏詣』を提唱した浅草神社です。浅草神社のHPから「夏詣とは?」を引用しましたので、ご覧ください。
我が国では、大晦日の「年越の大祓」にて一年の罪穢れを祓い清め、除夜の鐘と共に迎える元日には、新しい年の始まりとして、
その年の無事・平穏を願い神社・仏閣に詣でる「初詣」が行われます。 その始まりから約半年、季節は本格的な“夏”を迎えます。祖先供養を迎えるこの時期に、同じく半年間の罪穢れを祓い清める「夏越の大祓」を経て、過ぎし半年の無事に感謝し、
浅草神社HPより引用
来る半年の更なる平穏を祈るべく、一年半ばの節目として、7月1日以降も神社・仏閣へ詣でます。
この新たな習慣を「夏詣」と称し、守り伝えるべき新しい我が国の風習へと、共に育んで参りたいと思います。
多くの『夏詣』は、7月1日から7月7日の七夕までを指すことが多いですが、期間は決まってはいないようです。
6月30日の『夏越の祓』で心身の罪穢を祓い、7月の始めは、各神社やお寺でさまざまな行事がされています。この新しい習慣の「夏詣」が全国的に広がっているようです。
『夏越の祓』については、以前のブログを読んで頂ければ嬉しいです。
夏詣 願掛けかざぐるま祭り(根津神社)
夏詣では、全国的にさまざまな神事が行われていますが、今回は東京都文京区に鎮座する根津神社に行ってきました。「願掛けかざぐるま祭り」が行われていました。
内容については、HPより引用しました。
根津神社境内社である駒込稲荷神社の御祭神 「級長津彦命・級長戸辺命 」が風の神様であることにちなみ、駒込稲荷神社に涼やかな かざぐるまを飾ります。
暑い中のお詣りに、ひとときの涼を感じていただければ幸いです風が穢れを祓い、物事が良い方に回りますように、ぜひお詣りください。
根津神社HPより引用
かざぐるまを購入して、根津神社の境内社である「駒込稲荷神社」に奉納します。
お詣りの方法は、三回かざぐるまに願いを込めながら息を吹きかけます。そして、奉納します。(持ち帰ってもいいです)
一回目 穢れを祓います
二回目 新しい流れを起こします
三回目 願いを込めます
かざぐるまが上手く回ると願いも叶いそうな気がしますね。
「かざぐるま祭り」に行った時は気温も高く暑い日でしたが、心地よい風が吹きかざぐるまが回るのは、見ていても美しいです。カラカラと響く音に暑さも和らぐ気がしました。
2024年7月1日~8月31日まで、「願掛けかざぐるま」「夏詣かざぐるま祭り 限定御朱印」を頒布されます。
「根津神社」のアクセス
◇電車◇
根津神社HPにて
東京メトロ千代田線「根津駅」・「千駄木駅」より徒歩5分
東京メトロ南北線「東大前駅」より徒歩5分
都営三田線「白山駅」より徒歩10分
『夏詣』の限定御朱印
2024年度の『夏詣』の御朱印を頂けたのは、2つです。もちろん、浅草神社にもありますが、私は今回は期間内に行くことが出来ませんでした。
「根津神社」の御朱印は、そのまま飾りたい、絵画のような御朱印です。色合いに風を感じます。
「富岡八幡宮」(東京都・江東区)の御朱印は、『夏越の祓』と『夏詣』の御朱印が一緒になっているものです。「直書き」か「書置き」かが選べました。書置きのほうがカラフルですが、お好みによって選べるのはいいですね。
「富岡八幡宮」のアクセス
東京メトロ東西線 「門前仲町」駅より徒歩3分
富岡八幡宮HPより
都営地下鉄大江戸線「門前仲町」駅より徒歩6分
JR京葉線「越中島駅」駅より徒歩15分
JR 「東京」駅より車で15分
まとめ
ところで、皆さんは神社やお寺はどんな時に行かれることが多いですか?
初詣、豆まき、お盆、墓参り、お祭りなどで行かれることが多いように思いますが、いかがですか?
神社やお寺では意外と知られていない個性豊かな年中行事が行われています。この『夏詣』もその1つです。年中行事に行けば季節を感じられますし、四季を楽しめるのも日本ならではです。今後も皆さんにご紹介していければと思います。
「KAZAGURUMA GARDENで、涼みましょう。」も読んで頂ければ嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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