こんにちは、名越凜です。
このブログは、四季折々にある日本の行事や日々の生活を愉しむコツをご紹介していきます。
私は、四季の行事など全く興味がありませんでした。それでも、何も支障はなかったのですが、結婚した後、子供の成長と共に色々なことを経験するたびに自分が何も知らないことを実感しました。このままでは、どれが正解なのかわからない。子供にきちんと教えることも出来ない。親として情けないと思い、少しずつ勉強を始めました。私が知らなかったように、もし知りたいと思っている人のきっかけになればいいなと思います。四季折々の日本の行事を愉しみましょう。
今回は、二十四節気の『白露』についてです。
白露について
『白露』は、二十四節気のひとつで、暦の上では秋に入る日です。二十四節気では、9月8日〜22日頃の18日間です。
『白露』とは、露が降り、白く輝くように見える頃という意味です。夜の気温が下がって空気が冷やされると、草花に水滴がつくようになります。
『寒露』は、二十四節気の「秋」の6つの中の1つです。
そして、『白露』は、七十二候でさらに3つ(5日)に分けられます。
- 草露白(くさのつゆしろし) 初候 9月08日~9月20日頃 早朝、草の上に露があるのを見つける頃です。水のパワーで運気を上げましょう。『露』は別名、『月の雫』と、呼ばれます。
- 鶺鴒鳴(せきれいなく) 次候 9月13日~9月17日頃 鶺鴒は、夫婦円満、縁結び、子宝祈願にご利益があるとされています。
- 玄鳥去(つばめさる) 末候 9月18日~9月22日頃 燕は、空を飛ぶ玄人と呼ばれます。玄人とは、一つの物事に熟達した人を意味します。
白露の行事は?
俳句の季語に『桐一葉』があります。初秋に桐の一葉が散るのを見て、秋の到来を知ることをいいます。 秋の訪れは、一枚の葉からも始まるのですね。皆さんは、何を見て秋を感じますか?
まとめ
今年の夏は暑くて、『白露』のこの時期に秋を感じるのは、難しかったですね。
この時期の手紙の書き出しには、「秋晴れの候」「初秋の候」「涼風の候」などがありますが、「涼風」は、ちょっと使いずらいですね。書き出しも、気候などに合わせて変えて行くことが必要です。
『白露』の頃は、夏から秋に移り変わる季節なので、「葉月」、萩の花が咲くので「萩月」、中秋の名月を愛でる「月見月」、燕が去る「燕去月(つばめさりつき)」などの別名があります。
『白露』の時期は、秋と月を感じる月です。月を見ながら秋の収穫をお祝いしましょう。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
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