
こんにちは、名越凜です。
このブログは、四季折々にある日本の行事や日々の生活を楽しむコツをご紹介していきます。
私は、四季の行事など全く興味がありませんでした。結婚して、子供の成長と共に色々なことを経験するたびに自分が何も知らないことを実感しました。このままでは、どれが正解なのかわからない。子供にきちんと教えることも出来ない。親として情けないと思い、少しずつ勉強を始めました。私が知らなかったように、もし知りたいと思っている人のきっかけになればいいなと思います。四季折々の日本の行事を愉しみましょう。
今回は、『2025年夏越の祓』です。
6月30日には、『夏越の祓』という神事があります。 夏越の祓は、(なごしのはらえ)と読みます。
『夏越の祓』は、今年の前半の穢れを祓い、清めてこれからの半年間の無病息災を願う神事のことで、 茅の輪をくぐり、人形に穢れを吹きかけ、穢れを祓います。
詳しくは、”『夏越の祓』は、2つの作法で無病息災を願います”を読んで頂ければ幸いです。
由来や簡単な作法などをご紹介していますので、目次を見て興味のある内容から読み進めて頂けると嬉しいです。
2025年神田明神で夏越の祓。

今年も上半期が無事に終えられたことのお礼と下半期の無病息災をお祈りしてきました。
まずは、前年と同様に神田明神(神田神社)に参拝してきました。
今年は、通常の茅の輪だけではなく、ペット用だと思われる小さい茅の輪も作られていました。
小さな家族の無病息災を願えますね。

帰りに神田明神の参道にある「天野屋」さんで、冷やし甘酒とくず餅のセットを頂きました。
天野屋さんは、「江戸末期の1846年(弘化3年)に創業した老舗です。
以前からここの地下に糀(かうぢ)の土室(むろ)があったので、米糀で甘酒や味噌を作るようになったそうで、甘酒もいっさい砂糖を使っていません。
優しい甘さで、冷たいと喉ごしもスッキリ。
甘酒は夏の季語。江戸時代から夏によく飲まれていたようです。
甘酒も葛餅も発酵食品、身体にも良さそうです。
お店に一歩入るとちょっと異空間、懐かしいものが一斉に出迎えてくれます。ホッと落ち着く空間です。支払いは、前払いの現金のみです。
2005年、茅の輪くぐり

次に、参拝に行ったのは東京都下谷にある「小野照崎神社」です。
小野照崎神社の御祭神である小野篁公は、平安時代の初期〜中期を生きた、実在の人物です。
国の中枢でその才を発揮した「学問の神」であり、漢詩、和歌、書道、絵画等、多彩なる感性で平安文化の大廈となり礎となった「芸能の神」、そして圧倒的な行動力と多彩な仕事を完遂するその手腕から「仕事の神」として、多くの逸話と共に広く信仰されております(HPより)
この半年のケガレを祓い清めて下半期の充実を祈る大祓式
幾重にも祓えを行うことで本来の活力に溢れた充実した状態に戻し、素直で清らかな心に立ち返ることを期する神事です
「小野照崎神社」は、御朱印や携帯の待ち受け等、様々独自のカラーで神社を身近に感じられるような工夫や行事の説明などSNSに詳しく説明されています。

最後は、駒込にある「駒込天祖神社」です。
駒込天祖神社は東京都文京区本駒込に鎮座し、天照大御神(アマテラスオオミカミ)をご祭神としておまつりしている神社です。
九月の大祭をはじめ夏越の大祓式(茅の輪くぐり)・年越の大祓式、十一月のいちょう祭り等、皆さまにご参加いただける年間行事を執り行っています。(HPより)
ちょっと道路から離れているため、とても静かで落ち着ける境内です。
茅の輪くぐりもゆっくりと自分のペースで行えるので、初めての方でも安心です。
御朱印も御朱印帳に書いて下さるのが嬉しいです。
ちょうど七夕のご用意があったので、久しぶりに短冊に願い事を書きました。やはり、こういう経験はいいですね。
まとめ

一年を半年に分け、半年間の過ちや穢れを祓う上半期の「大祓式」はおおむね6月30日に行われます。(別の日の所もあります)
「大祓式」は、夕方から行われることが多く人でも多いので、毎年行くことはありませんが、茅の輪くぐりと形代に名前を書いて息を吹きかけお納めし、清め祓ってもらう神事には参加しています。
過ちや穢れは目に見えないものですが、だからこそ溜まってしまうものかもしれません。
これからますます暑くなる時期でもあるので、厳しい夏の健康を願うのもいいですね。
もし興味がありましたら、『夏越ごはんを食べて無病息災を願いましょう。』
『夏越の祓が出来る神社3社をご紹介します。』『歳時菓子「水無月」で無病息災をしましょう。』
も合わせてご覧頂ければ嬉しいです。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
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