立秋から秋が始まります。

季節の行事

こんにちは、名越凜です。

このブログは、四季折々にある日本の行事や日々の生活を愉しむコツをご紹介していきます。

私は、四季の行事など全く興味がありませんでした。それでも、何も支障はなかったのですが、結婚した後、子供の成長と共に色々なことを経験するたびに自分が何も知らないことを実感しました。このままでは、どれが正解なのかわからない。子供にきちんと教えることも出来ない。親として情けないと思い、少しずつ勉強を始めました。私が知らなかったように、もし知りたいと思っている人のきっかけになればいいなと思います。四季折々の日本の行事を愉しみましょう。

今回は、二十四節気の『立秋』についてです。

立秋について

立秋』は、二十四節気のひとつで、暦の上では秋に入る日です。二十四節気では、8月8日〜8月22日頃の18日間です。

立秋』から、立冬の前日までが秋です。

立秋』は、二十四節気の「秋」の6つの中の1つです。

  • 立秋(りっしゅう)8月8日~8月22日  2024年は8月7日~8月21日
  • 処暑(しょしょ) 8月23日~9月7日頃      
  • 白露(はくろ)  9月8日〜22日頃
  • 秋分(しゅうぶん)9月23日〜10月7日頃
  • 寒露(かんろ)  10月8日〜23日頃
  • 霜降(そうこう) 10月24日〜11月7日頃

そして、『立秋』は、七十二候でさらに3つ(5日)に分けられます。

  • 涼風至(すずかぜいたる・りょうふういたる) 初候 8月8日〜8月12日頃 2024年は、8月7日〜8月11日 夏の暑い風から秋の涼しい風に替わりはじめる頃で、朝夕は少しずつ涼しくなります。
  • 寒蝉鳴(ひぐらしなく・かんせんなく) 次候 8月13日〜8月17日頃 2024年は、8月12日〜8月16日 夏の終わりを告げる朝夕にヒグラシが鳴きはじめる頃です。
  • 蒙霧升降(ふかききりまとう) 末候 8月18日〜8月22日頃 2024年は、8月17日〜8月21日 視野が塞がれるほどに森や水辺に白く深い霧がたちこめる頃で、秋の気配を感じます。

※七十二候は、二十四節気の節気(約15日)を約5日ごとに初候、次候、末候と3等分し、1年を七十二に分けたものをいいます。

立秋の行事

暦の上では秋ですが、まだまだ暑いです。秋を運んでくる風が心地よい季節です。

  • 立秋~8月30日まで  残暑見舞いを送る 
    残暑がまだまだ厳しい時期に相手の健康を気遣うお便りです。
  • 8月10日 京都 清水寺 千日詣り
    清水寺のご本尊は十一面千手観音菩薩です。この日は観音信仰の功徳日で、1日の参拝が千日分の参拝に相当するとされています。期間中は本堂内々陣の特別拝観もおこなわれます。
  • 8月13日~16日  盂蘭盆会(お盆)
    8月13日(地域によっては7月)にご先祖様の霊を迎えに行き、お盆の間に家でご先祖様と一緒に過ごして供養し、16日に送り出します。
  • 8月14日・15日  奈良 春日大社 中元万燈籠 (ちゅうげんまんとうろう)
    境内の約3000基の灯籠全てに火を灯し、人々の諸願成就を祈願します。
  • 8月16日 五山送り火 
    夏の終わりを告げる京都の伝統行事です。「五山送り火」は、左京区如意ヶ嶽の「大文字送り火」、左京区松ケ崎にある西山・東山の「松ケ崎妙法送り火」、北区西賀茂にある妙見山の「船形万燈籠送り火」、北区大北山にある大文字山の「左大文字送り火」、そして右京区嵯峨鳥居本にある仙翁寺山(万灯籠山・曼荼羅山)の「鳥居形松明送り火」があります。

『残暑見舞い』の書き方は、暑中見舞いと書き方は同じです。本来は朝夕の涼しさなどを本文に入れるとよいのですが、まだまだ暑いですね。無理に秋を入れずに、今の気候に合った文でいいと思います。例文も参考にしてもらえれば嬉しいです。

<例文>
残暑見舞い申し上げます
暦のうえでは秋になりましたが、厳しい     暑さが続いております。 
お元気でお過ごしでしょうか。
猛暑が続く毎日ではございますが、お体を大切に過ごされますよう
お祈り申し上げます。
       2024年 晩夏

後付けには、他にも「立秋」・「秋暑」・「残炎」などがおすすめです。

まとめ

立秋』の期間は、夏休みの方も多いですね。帰省したり、お墓参りに行ったり、ご家族や親戚、同級生などに会う機会もあるのではないかと思います。

また、花火大会や盆踊り、お祭りなども行われます。季節は秋ですが、まだまだ夏の楽しみがたくさんある時期です。

暑さ対策をしながら、夏を楽しんで下さいね。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

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